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アイドル&お笑い、二人一役のラジオ番組はどうなる!?  『O/A』1巻

 売り出し中の人気アイドル・堀内ゆたか。パーソナリティを勤めるラジオの生放送中に起った彼女の窮地を救ったのは、ゆたかと同じ声を持つ芸人の卵・田中はるみだった!
 性格も生き方も全く異なるアイドルと芸人、二人一役で挑むことになったラジオ番組はどうなる!?

 というわけで「ヤングエース」連載中、『鴨川ホルモー』のコミカライズを担当していた渡会けいじ氏の初オリジナル商業誌作品。

 腹を下して生放送の途中でトイレに行かざるを得ない状況になったゆたか。その代わりに喋ることになったはるみ。
 アイドルが主役のお話でいきなりトイレとは……と思う間もなく、はるみのトークで「トイレで大に」とか言ってしまうぶっちゃけぶり。
 アイドルらしからぬ妙なノリと、下方向(notエロ)にぶっちゃけたトークが大いに受けたものの、ゆたか的には納得がいかないわけで――。

 アイドルを演じるゆたかと、天然系のはるみ。全く異なる二人が声だけで同一人物を演じる。
 そのギャップの面白さを中心にギャグテイストでやっていくのかと思いきや、トラブルにより一気にどん底まで墜ちてしまったはるみが、彼女に残された最後の居場所として、復活をかけて二人一役で挑むラジオ番組という構図が加わって物語りは一層面白さと深みを増すことに。

 「ゆたか」として語るはるみの非アイドル的なトークが、ゆたかのアイドルという殻をぶっ壊して、彼女の本来の魅力をどんどん引き出していく。
 それはアイドル・堀内ゆたかの復活であり、人間としてのゆたかの復活でもあるという。
 動き始めた二人一役、天然系故の読めないはるみの言動のお陰で、どう転がっていくのか全く予想できないところもまた面白い。
 1巻では顔見せ程度ですが、今後出てくるライバルアイドルのおバカの子加減もまたアクセントとして効いています。

 しかしまあ、トイレの件もそうですが、ファンの前で立ったままお漏らしをしてしまったり、それを平然と誤魔化したりと、かなりヨゴレでたくましいキャラを振られているゆたかさん。アイドルなのに……。
 そして相変わらず「下の毛」とか「アノ日」とか言っちゃうはるみのキャラが大層ステキです。いい話の中に笑い。笑いの中にいい話。この緩急の付け方もまた巧い。

 ストレートにお奨めしたい一作。是非に。

O/A (1) (角川コミックス・エース 216-4)O/A (1) (角川コミックス・エース 216-4)
(2010/06/04)
渡会 けいじ

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