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ワガママ吸血鬼と家族になる! 『あしたのファミリア』1巻

 曾祖父の代から受け継いできた集合住宅・日月館を盛り立てようとする少年管理人の日月明日。住人募集をした彼のもとにやってきた最初の住人は、なんと吸血鬼の少女・ノイだったのでありました。彼女を巡って、妖怪達をはじめとした厄介な住人たちが日月館に集まる大変な日々が幕を開けるのでありました――。

『ルー・ガルー』のコミカライズで京極ワールドに新たなキャラの魅力を吹き込み、『クルリのヒトトセ』でロボットと少女との切なくも心温まる交流を描いた樋口彰彦氏が挑む新作は、「ライバル」連載、ロリでワガママでエラそうな吸血鬼少女に振り回される少年の物語。二口女のメイド、百合なトイレの花子さん、吸血鬼ハンターの末裔の少女たちもやってきて――と非常にキャッチーな物語。

 しかし、コレがバッチリ面白い。
 強大な力を持ちつつも孤独を漂わせるノイと、彼女を「家族だ」と宣言した明日の、王道ドタバタラブコメを軸に、しっかりキャラが立った脇役達が絡む様は、まるでシンプルだけども基本がしっかりしたラーメンを食っているような「うん、コレだコレ」感。
 ちんまい体に大きな力、偉そうな言動をとっているにも関わらず、寝坊(100年ほど)をしてしまうようなトンチキっぷり、そして子供っぽさを併せ持ったノイを始めとして、ヒロイン達が皆魅力的。
 化け物ゆえに人に容れられなかった存在のノイのハートを「でも家族なんだ」「一緒に家族を作っていこうぜ!」と巧まずにノックアウトしてしまった明日君のストレートすぎる少年主人公っぷりもまた清々しい。

 キャッチーな設定に、妖怪バトル物といった側面を併せ持ちながら、キャラの魅力によって、衒いも無く王道を往く力強い作品。実に少年誌掲載作らしい!

あしたのファミリア

あしたのファミリア(1) (ライバルKC)あしたのファミリア(1) (ライバルKC)
(2010/04/02)
樋口 彰彦

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