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ドリトル先生とハイド氏――『解剖医ハンター』

18世紀後半のロンドンを舞台に、『ドリトル先生』、『ジキル博士とハイド氏』のモデルになったとされる人物ジョン・ハンターの活躍を描く医学モノ。

 『ドリトル先生』と『ジキル博士とハイド氏』、方向性が正反対の作品のモデルが同一人物というだけで興味深い。

臨床や実学とはかけはなれた古典の権威と教養のみに甘んじている当時の医学の常識を踏みにじり、墓を暴き、死体を切り刻み、「屍食鬼」の名を与えられるハンター。
 
その行動動機は「人の命を救いたい」的な人道的なものではなく、人体の謎を解き明かしたいという好奇心・探求心に突き動かされてのもの。

教会のお題目やお高くとまった医師会に対峙して、芯の通った好奇心に則って獰猛なまでの行動力を示すハンター。その姿はアンチヒーロー的であり、魅力たっぷりの怪(快)人物として描かれ、ジェンナーやクック船長など、これまた実在の人物をエピソードのパートナーに配して語られる物語は骨太で、良い具合にケレン味が強くて、力強い画と描写と相俟って実に読ませます。

「リュウ」でも12月売から連載が再開されるようで非常に楽しみな作品。

解剖医ハンター 1 (リュウコミックス)解剖医ハンター 1 (リュウコミックス)
(2009/11/13)
吉川 良太郎黒釜 ナオ

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