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心を動かすいろいろな音――『ききみみ図鑑』

 大きな音、小さな音。
 いつも聞こえる音、特別な音。
 賑やかな音楽、静かな音楽。
 楽しい響き、悲しい響き。

 そんな様々な「音」をテーマに描くオムニバス。

 音が「視える」少年が出会った音楽、歌を奪われた「歌姫」の声、音がテーマのサイレントコミック、エレベーター非常電話越しの話、お嬢様学校の「ごきげんよう」をめぐる老教師と生徒の物語、末期のおじいちゃんの呼吸音、地球に戻った調査隊が見つけた「遺跡」から響く音、音まで失った全盲の男――
 などなど。

 実に多様なこれらのシチュエーション。それぞれ題材は全く異なりますが、通低音として響くのは「音が心を揺り動かすわくわく・ときめき」。

 漫画は音そのものを奏でることは出来ないけれど、その人の心を震わせる音の響きを、実に様々な形で描き出せるのだなあ、という表現の可能性に期待させられるとともに、広やかなこの作品群の空気に、晴れ晴れとした気分にさせられらます。

 恐らく、この1冊を読み終わった貴方の心の中にも、きっと何か心地良い音が響いていることでしょう。

ききみみ図鑑 (ビームコミックス)ききみみ図鑑 (ビームコミックス)
(2010/11/15)
宮田 紘次

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棘叢庵主人凡鳥でございます。
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