スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ユルめな空気でキュートなお仕事漫画『SatoShio』1巻

 女社長の弓田さんと、デザイナーの佐藤くんと塩田くん。
 この三人でマンションの一室でやっている小さなデザイン事務所での日常の様々なエピソードを描く、ちょっとユルめのお仕事漫画。

 仕事場でも趣味人な佐藤くん、几帳面で繊細すぎる性格の塩田くん、仕事できるっぽい雰囲気なのに肝心なところでポカする弓田さん、そして途中から登場、天然系ぽいのに実はスペック高い白坂さん。
 キャラたちがみんなキュートで、お仕事モノらしからぬユルめな空気がとっても気持ちいい。修羅場モードに入っていてもなんかユーモラスでかわいいのですよね。

 一応、主人公は佐藤くんと塩田くんのはずですが、表紙は1巻では1話しか登場していない白坂さんがバーンと登場。主人公二人のこの辺の不甲斐なさもまたキュート。
 掲載誌は『Kiss』ということで、やはり女性読者はこの二人の不甲斐なきキュートさに萌えたりするのかしら。

 ところで、取引先の青竹さんが猛烈にかわいいんですが、どうしたら良いでしょうか。

SatoShio(1) (KCデラックス)SatoShio(1) (KCデラックス)
(2010/11/12)
衿沢 世衣子

商品詳細を見る
スポンサーサイト

僕をお姫様だという彼女は最強の魔女だった――『ウィッチクラフトワークス』1巻

 クールでちょっと不思議系な同級生・火々里さん。学園中の憧れの的である彼女、実は最強の魔女だった!
 そんな彼女になぜか「多華宮君は私ののお姫様だから」と不思議な「絶対護ります宣言」をされた主人公。
 彼を狙って次々と現れてはやられて行く刺客の魔女たちも現れて、二人の奇妙な関係はどうなる!?
 という。

 至って普通な主人公と規格外の力を持ったヒロイン。主人公の身体にはどうも秘密があるっぽくて――と非常に今風の組み合わせな感じがする配置ではありますが、そんなお約束感を吹き飛ばす画力とキャラクターの面白さ。

 クールでカッコイイのに、微妙に一般人のそれとは噛みあっていない火々里さんの言動が実にキュート。
 多分それなりに力はあるのだろうけれども、火々里さんの圧倒的な力の前に鎧袖一触で蹴散らされる刺客魔女たちのヘッポコ感と相まって、(たぶん)真面目な設定の物語の上に、妙に味わいのあるファニーな空気が終始漂っております。

 でっかくって、巨乳で、クールでキュートな火々里さんはとにかく素敵ですな。うむ。無表情のままに多華宮君好き好きモードに突入しているのがまたかわいい。静かに烈しくブチ切れる様もまた素敵。

 気になる謎も多く散りばめられ、多華宮くんと火々里さんの関係の変化など物語の牽引する力もバッチリ。
 個性的な格好とキャラが魅力的な多く魔女たちのバトルも愉快だし、ととにかくこの後の展開が楽しみで仕方のない作品であります。

ウィッチクラフトワークス(1) (アフタヌーンKC)ウィッチクラフトワークス(1) (アフタヌーンKC)
(2010/11/05)
水薙 竜

商品詳細を見る

ネコがお姉ちゃんになりました。『ネコあね。』1巻

幼い頃に両親を亡くした青年・銀ノ介は、祖母と飼いネコの杏子と生活中。
ある日突然、杏子が人間に化けられるように!
 銀ノ介の「お姉ちゃん」になった杏子と、彼女を見守る銀ノ介、そしてお婆ちゃん。「二人と一匹」から「三人」になった家族のおはなし。

 銀ノ介のために、一所懸命に「お姉ちゃん」しようとしている杏子ですが、何せ元がネコなので、やることなすことズレていたり失敗したり。
 世間知らず、というかそもそも人間の常識からちょっぴり外れている杏子の言動がいちいち可笑しいやら可愛いやら。頑張って、上手くいかなくて、でも、ちゃんと「お姉ちゃん」しようとしている杏子がとにかくいじらしい。
 その背伸びっぷりと中身の追いついていなさのギャプがまたかわいい。
 とまあ、トラブルメーカーの困ったちゃんではありますが、どうにも憎めないし、その「お姉ちゃん」であろうとする意思は本物。

 理屈や打算じゃなくて、相手に喜んで欲しいという思い、肩肘張らない無私の愛がお互いになんとなく通じる「家族」という関係。
 普通だったらちょっと照れくさくてなかなか態度や口に出せないソレを、ストレートに出してくる杏子は、とっても眩しい存在。いろいろと危なっかしいお姉ちゃんだけれど。

 ネコ耳美少女と一つ屋根の下! 的なソレとは全く違う、じんわりと温かい家族の絆のお話。
 登場人物たちの優しさが本当にあったかくて、じんわりと心に沁みてきます。
 心の底からおすすめです。是非。

ネコあね。(1) (少年マガジンコミックス)ネコあね。(1) (少年マガジンコミックス)
(2010/09/17)
奈良 一平

商品詳細を見る

レッツ、社交ダンス! 『BUTTER』1巻

 「社交ダンス部」という異色の素材を取り扱った部活モノ。
 ヒップホップに憧れがありつつも、社交ダンスの魅力に目覚めつつある少女・夏と、同級生のいじめで入部届を出されてしまったオタク青年・端場。この二人を中心に部活動の様子とそこで展開する人間ドラマ。

 多くの人にとってもあまり馴染みがないであろう社交ダンス。その題材を如何に魅せるか、というのは大前提としてあるのですが、それを引っ張るのは二人とも初心者ながら、とにかく前向きに社交ダンスの魅力に気づいた夏と、やる気もなく斜に構えている端場の対比。

 一生懸命やっている人間に対して、斜に構えて「ウケる」と言い捨てる、端場の物事に正対すらしようとしない姿勢は小人的言動で満ちており、苛々させられますが、色々あって彼を無理矢理にダンスに引っ張り込む夏の熱量。
 全然合わなかった二人が、色々軋轢を経て一瞬合った楽しいと思える瞬間。そこには徐々に高まっていく熱の予感がありました。

 ダンスに対する温度差も大きく、また相性も悪い二人ですが、二人で行うことが重要な競技だけに、二人の関係がどう推移していくかは注目。

 社交ダンス、確かに馴染みのない素材ではありますが、上達していく初心者の喜び、仲間との繋がり、などなど描かれるドラマは部活動ものに普遍的なもの。得意な素材がこのドラマをどうブーストアップしていくか、もこれから気になるところです。

BUTTER!!!(1) (アフタヌーンKC)BUTTER!!!(1) (アフタヌーンKC)
(2010/07/23)
ヤマシタ トモコ

商品詳細を見る

道を極める、即ち「極道」なcafe。『なごみさん』1巻

 シャッター商店街にオープンした一軒の喫茶店「cafe 和(なごみ)」。
 しかし、名前とは裏腹に、そこのマスターの顔はどう見てもカタギのそれでは無かったのです――。

 怖い顔をしているのに、甘い物好きでちょっと冗談が下手なマスター・和(なごみ)さん。彼が第二の人生として作ったコーヒーの美味しい、かわいい看板猫もいる喫茶店。
 若干出オチ感がある設定ではありますが、来る客来る客全てに与えるインパクトとギャップ、そして和さんが迷走していく様はやっぱり可笑しい。第1話でお店の名前が「道を極める」という事で「極道珈琲店」になっちゃうし。

 顔と佇まいだけは凄みが在るけれど、経営センスは微妙すぎて空回りしているし、娘(美人)には頭が上がらないしで微妙にしょっぱい和さん。
「喫茶店じゃねえ。俺は第二の人生を極めるんだ」と趣味人宣言をしてしまう辺り、彼の商売下手が透けて見えます。

 みんなを「和ませたい」と始めたものの、本人の当初の理想からは順調に外れつつも、町の人たちにはそれなりに受け入れられている極道珈琲店。ナイスな和さんのキャラクターとともに愛されていって欲しいですな。

 あ、和さんの「昔の稼業」が何だったのかはこの1巻を読んでのお楽しみ、ということで。

なごみさん(1) (モーニングKC)なごみさん(1) (モーニングKC)
(2010/06/23)
宮本 福助

商品詳細を見る

カウントダウンで縮まる二人の距離 『カウントラブル』1巻

 美人ながらも近寄りがたい雰囲気を発している少女・吉沢あきのに想いを寄せる主人公・コウタ。
 彼の恋を成就させるべくやってきた自称・天使の魔女っ娘ささら。彼女の使う魔法の発動する条件は「10カウント」。その魔法は彼の恋路を如何様に動かすか!?

 という。
 人付き合いの苦手なクールビューティと、ヘタレ少年の恋路。それを繋ぐはへっぽこ魔女。

 ポイントなのはささらの魔法が10カウントで発動、ということ。「10回のトキメキを感じたら」「10回ありがとうを言われたら」「10秒間手を繋いだら」などなど。 カウントをゼロにするために奔走すること自体がトラブルを起し、またそれが二人の仲を進展させることで、二人の間は既にラブにしてコメっているので、魔法の発動は話のオチを付ける役割に。
 あれ、でも、よく考えたら魔法の効力に拠らず二人の恋路を着実に進展させているささらって実はキューピッドとして超優秀なんじゃないの?

 普段は不遜なロリババァ系キャラなのに、帽子を取られると気弱な女の子になる、という物語に絡むんだか絡まないんだかよく分からない妙なキャラ付けがしてあるささら。色々と設定が浮遊している感も無いではないですが、オーソドックスな恋愛譚にアクセントを与えています。

 幼なじみキャラの恋心も発覚して、お約束のごとく多角的な恋愛模様が描かれてきたので2巻以降どうなるか興味あり。

カウントラブル(1) (少年マガジンコミックス)カウントラブル(1) (少年マガジンコミックス)
(2010/06/17)
奈央 晃徳

商品詳細を見る

ガールズミーツ変わり者たち。『すずり執行ちゅう!』

 憧れの小説家が学生時代に所属していたという部活を訪ねると、そこは変わり者達の巣窟だった!
そんなガールズミーツ変態(?)で始まる学園4コマコメディ4コマ漫画。「good! アフタヌーン」連載中。

クマがいたり、アグレッシブな腐女子がいたり、変態がいたりと、得体と活動内容の知れない「執行部」。
そこを訪れた天然系アホ毛とツッコミ系貧乳ツインテールの女の子二人がいつの間にやら変わり者達の仲間入り。

 オタク的なネタやネットスラングの類が多量に盛られていて非常に今風ではあるなあ、とは思いつつ同時に風化も早いかもなあ、と。分かる人だけ分かれ! 的な独特の閉じたノリがあります。
 延々とボケ倒す変人達を相手に一人でツッコミ続ける貧乳ツインテ少女・エリの獅子奮迅ぷりが哀れでもあり、可笑しくもあり。

 感触としては「アフタヌーン」の系譜じゃなくて、「きらら」系の一部作品に近いノリがあるような。何となく。
 丸っこくて可愛らしい絵柄はたいへんに魅力的です。

 普通の学校かと思いきや、いきなり宇宙での授業が始まって「未来モノだったのか!?」と驚かされるなど、侮れない突飛さもあってなかなか先は読めません。
 小説家を目指す話が芯にあるような気もしますが、基本的にかわいらしくも変なキャラたちの、噛み合わないままどんどん浮揚していくやりとりをウフフと笑いながら読む話でありましょう。


すずり執行ちゅう!(1) (アフタヌーンKC)すずり執行ちゅう!(1) (アフタヌーンKC)
(2010/06/07)
Ryp

商品詳細を見る

行き過ぎな愛が生み出す恐怖……?『こはるの日々』1巻

 愛は素敵だ。愛は美しい。愛は地球を救う。
 基本的に愛は善きものとされてはおります。
 が。
 それがあまりに過剰であったり、純粋すぎたりするとちょっと恐ろしいモノになってしまう、というお話。

 かわいい後輩・こはるに慕われてちょっと幸せになっていた主人公。しかし、彼女が愛ゆえに取る行動は……

 主人公の縦笛をしゃぶる、主人公が捨てたジュースの空き缶を探してゴミ箱を漁る、お弁当を作ってる(何か入ってるかも)、などなど。

 愛が重い、とかそういうのとはまた違った、肌の粟立つような怖さがあります。サイコかお前は。
 夢に生霊を飛ばすなど、もはや完全にホラー。
 かわいいだけに、無垢なだけに、全身全霊のその笑顔が逆に中身が見えなくて戦慄してしまうという。もはやこはるの愛は人が受け入れられる器を超えて過剰で純粋でありもはや引きつった笑いを浮かべるしか。 

 本作は過剰な愛が生み出すホラーであり、また、その過剰な愛はヤバいものだと解っていながら、かわいいから、でずるずると付き合ってしまう主人公に、哀しくも愚かな男のさがを描いた作品なのであります。いや、あんまりにもこはるの行動がサイコ過ぎて笑ってしまったりもしますけど。愛と恐怖と笑いは紙一重、ということで。
 しかし、この話はどういう着地をするのだか全く予想できません。怖い方面にいくのか、それともこの愛が実るのか。二人がきちんとくっついても、それはそれでやっぱりとても怖いことだと思うのですが。

こはるの日々

こはるの日々(1) (アフタヌーンKC)こはるの日々(1) (アフタヌーンKC)
(2010/04/07)
大城 ようこう

商品詳細を見る

ワガママ吸血鬼と家族になる! 『あしたのファミリア』1巻

 曾祖父の代から受け継いできた集合住宅・日月館を盛り立てようとする少年管理人の日月明日。住人募集をした彼のもとにやってきた最初の住人は、なんと吸血鬼の少女・ノイだったのでありました。彼女を巡って、妖怪達をはじめとした厄介な住人たちが日月館に集まる大変な日々が幕を開けるのでありました――。

『ルー・ガルー』のコミカライズで京極ワールドに新たなキャラの魅力を吹き込み、『クルリのヒトトセ』でロボットと少女との切なくも心温まる交流を描いた樋口彰彦氏が挑む新作は、「ライバル」連載、ロリでワガママでエラそうな吸血鬼少女に振り回される少年の物語。二口女のメイド、百合なトイレの花子さん、吸血鬼ハンターの末裔の少女たちもやってきて――と非常にキャッチーな物語。

 しかし、コレがバッチリ面白い。
 強大な力を持ちつつも孤独を漂わせるノイと、彼女を「家族だ」と宣言した明日の、王道ドタバタラブコメを軸に、しっかりキャラが立った脇役達が絡む様は、まるでシンプルだけども基本がしっかりしたラーメンを食っているような「うん、コレだコレ」感。
 ちんまい体に大きな力、偉そうな言動をとっているにも関わらず、寝坊(100年ほど)をしてしまうようなトンチキっぷり、そして子供っぽさを併せ持ったノイを始めとして、ヒロイン達が皆魅力的。
 化け物ゆえに人に容れられなかった存在のノイのハートを「でも家族なんだ」「一緒に家族を作っていこうぜ!」と巧まずにノックアウトしてしまった明日君のストレートすぎる少年主人公っぷりもまた清々しい。

 キャッチーな設定に、妖怪バトル物といった側面を併せ持ちながら、キャラの魅力によって、衒いも無く王道を往く力強い作品。実に少年誌掲載作らしい!

あしたのファミリア

あしたのファミリア(1) (ライバルKC)あしたのファミリア(1) (ライバルKC)
(2010/04/02)
樋口 彰彦

商品詳細を見る

美少女が食って吐く! そして大変なことに! 『ハルシオン・ランチ』1巻

 ああ、ヒドい。これはヒドい(褒め言葉)。
 沙村氏のギャグが最前面に押し出された作品。

 地球外美少女がイート&オート。「オート」ってアナタ。

 何でも食ってしまう宇宙人不思議美少女・ヒヨス。彼女が食った物を吐き出すと色々と混じってしまうので大変なことに。
 ヒヨスを保護することになったプー中年の人生は、復権を果たすどころか、大変なカオスへと落ち込んでいくのでありました。

 画や物語もそうですが、ギャグらしくない手法を惜しげもなくぶち込んでおきながら、カオスと益体も無さでギャグに落すという豪華さとのギャップが笑いを産みます。いや、本当にヒドい(褒め言葉)
 プー中年の人生を取り戻す物語、的な下敷きがありますが、一体どこに物語は向かって行くやら。いや、この下敷き自体がギャグであるのか。

 美少女の嘔吐、というニッチなエロスもあります。いや、エロスなのか。とにかく色々とスゲエ作品だなあ。大変笑わせていただきました。

ハルシオンランチ

ハルシオンランチ 1 (アフタヌーンKC)ハルシオンランチ 1 (アフタヌーンKC)
(2010/03/05)
沙村 広明

商品詳細を見る

テーマ : オススメ漫画
ジャンル : 本・雑誌

twitter
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
プロフィール

棘叢庵主人

Author:棘叢庵主人
棘叢庵主人凡鳥でございます。
日々読んだ漫画の感想などを綴っていきます。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。