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この悶々がたまらない――『加納家の事情』(上)(下)

 父親の再婚によって、浪人生の主人公に突然出来た3人の妹。その長女は電車の中で見かける気になるあのコだったのでありました――。

 長女は眼鏡の似合うクールでスマートな女の子。次女は巨乳で快活な子。三女は人見知り、でも慣れたら甘えん坊なロリっ子。
 それぞれタイプが異なる血の繋がらない妹達との同居、というベタな設定でありながら、えらくハートが揺さぶられてしまう作品なのですよこれは。

 互いに気になる存在だけど、兄妹だし……というお約束の葛藤がありつつ、好意の本音がときどきポロリとこぼれてしまって、舞い上がって、でもやっぱり兄妹だし……というこの悶々。
 そして、兄妹だから家の中で微妙にさらけ出されている無防備な姿がまたたまらなくて。しかし兄妹であるということがブレーキをかけて。
 歯磨きの音だけで興奮としてしまうとか、何だかすごく分かるなあ。

 直接的なエロス描写は全くないのに、このひたすら続く悶々とした感じがじりじりとエロスを高めてきて、そこにベストタイミングで入る長女の殺人的な可愛い言動。いやぁ……これは間違いなく墜とされます。

互いに憎からず想い合う関係でありながら、兄妹という枷に二人ともとらわれていて、終始やきもきさせられっぱなし。
 3人の妹がいても、主人公は基本的にブレずに長女に一途。ご都合主義的な「みんな好きだよ」な展開にはならないゆえに甘酸っぱさと恋愛の痛さも倍増であり、それが故の読後の爽やかさが。

 ベタな設定でありながら、これだけ読ませて、ドキドキさせられてしまうとは。いやこれはヤバい。何だかハートにスマッシュヒットしてしまいました。

加納家の事情

加納家の事情 上 (マンサンコミックス)加納家の事情 上 (マンサンコミックス)
(2009/12/25)
小石川 ふに

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棘叢庵主人凡鳥でございます。
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