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ユルめな空気でキュートなお仕事漫画『SatoShio』1巻

 女社長の弓田さんと、デザイナーの佐藤くんと塩田くん。
 この三人でマンションの一室でやっている小さなデザイン事務所での日常の様々なエピソードを描く、ちょっとユルめのお仕事漫画。

 仕事場でも趣味人な佐藤くん、几帳面で繊細すぎる性格の塩田くん、仕事できるっぽい雰囲気なのに肝心なところでポカする弓田さん、そして途中から登場、天然系ぽいのに実はスペック高い白坂さん。
 キャラたちがみんなキュートで、お仕事モノらしからぬユルめな空気がとっても気持ちいい。修羅場モードに入っていてもなんかユーモラスでかわいいのですよね。

 一応、主人公は佐藤くんと塩田くんのはずですが、表紙は1巻では1話しか登場していない白坂さんがバーンと登場。主人公二人のこの辺の不甲斐なさもまたキュート。
 掲載誌は『Kiss』ということで、やはり女性読者はこの二人の不甲斐なきキュートさに萌えたりするのかしら。

 ところで、取引先の青竹さんが猛烈にかわいいんですが、どうしたら良いでしょうか。

SatoShio(1) (KCデラックス)SatoShio(1) (KCデラックス)
(2010/11/12)
衿沢 世衣子

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阿呆姉妹の麗しき阿呆な日々――『ふうらい姉妹』1巻

 黙っていれば美人な姉と、しっかり者の妹。
 しかしこの姉妹、口を開けば紛う方無き阿呆である――。
 そんな阿呆姉妹の日常を描く4コマ漫画。

 姉妹の日常は森羅万象に対して阿呆。
素敵な着眼点と好奇心を持ちながら、その阿呆さ加減は全てを頓狂にしてしまうのでした。
そんな阿呆さ加減をふんわりと包み込む二人の微笑ましい姉妹愛。

 ああ、素晴らしい。一冊まるごとうふふと笑えるネタでいっぱい。
 毒とは無縁の罪の無い阿呆が紡ぐ笑い、幸せです。

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)
(2010/11/15)
長崎 ライチ

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心を動かすいろいろな音――『ききみみ図鑑』

 大きな音、小さな音。
 いつも聞こえる音、特別な音。
 賑やかな音楽、静かな音楽。
 楽しい響き、悲しい響き。

 そんな様々な「音」をテーマに描くオムニバス。

 音が「視える」少年が出会った音楽、歌を奪われた「歌姫」の声、音がテーマのサイレントコミック、エレベーター非常電話越しの話、お嬢様学校の「ごきげんよう」をめぐる老教師と生徒の物語、末期のおじいちゃんの呼吸音、地球に戻った調査隊が見つけた「遺跡」から響く音、音まで失った全盲の男――
 などなど。

 実に多様なこれらのシチュエーション。それぞれ題材は全く異なりますが、通低音として響くのは「音が心を揺り動かすわくわく・ときめき」。

 漫画は音そのものを奏でることは出来ないけれど、その人の心を震わせる音の響きを、実に様々な形で描き出せるのだなあ、という表現の可能性に期待させられるとともに、広やかなこの作品群の空気に、晴れ晴れとした気分にさせられらます。

 恐らく、この1冊を読み終わった貴方の心の中にも、きっと何か心地良い音が響いていることでしょう。

ききみみ図鑑 (ビームコミックス)ききみみ図鑑 (ビームコミックス)
(2010/11/15)
宮田 紘次

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僕をお姫様だという彼女は最強の魔女だった――『ウィッチクラフトワークス』1巻

 クールでちょっと不思議系な同級生・火々里さん。学園中の憧れの的である彼女、実は最強の魔女だった!
 そんな彼女になぜか「多華宮君は私ののお姫様だから」と不思議な「絶対護ります宣言」をされた主人公。
 彼を狙って次々と現れてはやられて行く刺客の魔女たちも現れて、二人の奇妙な関係はどうなる!?
 という。

 至って普通な主人公と規格外の力を持ったヒロイン。主人公の身体にはどうも秘密があるっぽくて――と非常に今風の組み合わせな感じがする配置ではありますが、そんなお約束感を吹き飛ばす画力とキャラクターの面白さ。

 クールでカッコイイのに、微妙に一般人のそれとは噛みあっていない火々里さんの言動が実にキュート。
 多分それなりに力はあるのだろうけれども、火々里さんの圧倒的な力の前に鎧袖一触で蹴散らされる刺客魔女たちのヘッポコ感と相まって、(たぶん)真面目な設定の物語の上に、妙に味わいのあるファニーな空気が終始漂っております。

 でっかくって、巨乳で、クールでキュートな火々里さんはとにかく素敵ですな。うむ。無表情のままに多華宮君好き好きモードに突入しているのがまたかわいい。静かに烈しくブチ切れる様もまた素敵。

 気になる謎も多く散りばめられ、多華宮くんと火々里さんの関係の変化など物語の牽引する力もバッチリ。
 個性的な格好とキャラが魅力的な多く魔女たちのバトルも愉快だし、ととにかくこの後の展開が楽しみで仕方のない作品であります。

ウィッチクラフトワークス(1) (アフタヌーンKC)ウィッチクラフトワークス(1) (アフタヌーンKC)
(2010/11/05)
水薙 竜

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異世界の隣人はいい人? 悪い人? 『セカイのミカタ』1巻

 異界との扉が至る所で開く町・万住町。
異世界人とのトラブルに対処する異界管理局、通称「イカイカ」。
 「異界に消えた兄を探す」という目的でそこに勤務し始めた新人職員・カイチと、彼と組むことになった、異界人にしてイカイカ副長のウブメ。
 青い新人と苦い過去を持ったベテランのコンビ奮闘記。

 二人が当たるのは、価値観や命の形が異なる世界が繋がってしまうことで生まれた行き違いから発展してしまった事件。

「この世に正義なんかどこにもない」「扉の数だけ正義は存在する」「僕らは正義の味方なんかじゃない 世界の味方なんだ」

 というウブメの言葉が、イカイカの在り方を良く示しています。相手を理解することが絶対の仕事なのですね。時にそれが全く異質な、相容れない存在だという結果になったとしても――。
 そんな中で見せるカイチ君の愚直さと成長が眩しく、ウブメの苦みを伴った言動は時にずしりと来ます。

 小さな(でも印象的な)事件の解決を積み重ねていく中で、カイチの兄・キイチの存在、ウブメが過去に失ったもの、といったそれぞれが抱えるトラウマと大切なもの、謎の女や「ワラビ」の存在といった謎、それらが徐々に繋がりながら物語世界が徐々に厚みを増して行く様は読み応えあり。

 互いに反目しながらも息のあったコンビニなりつつあるカイチとウブメ。彼らの小気味いい掛け合いを味わいながら、絡み合った伏線がどうなっていくのかが非常に楽しみであります。

セカイのミカタ 1巻 (ヤングキングコミックス)セカイのミカタ 1巻 (ヤングキングコミックス)
(2010/10/30)
鈴木 小波

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鳥が運ぶ女の子たちのハート。『でんしょ!』

 我々の世界に似ているけれど、ケータイが無くて「でんしょ」という鳩で人の言葉を伝え合う世界。
 そのでんしょたちを司る鳥神さまと、一人の女の子の出会いから始まるトラブルとときめきいっぱいの物語。

 ネコが天敵のでんしょと鳥神さま。
 ネコが好きで好きで仕方のないヒロインの聖鳩(みはと)。
 何だか合わなそうなこの二人が、インフラトラブルを発端として一緒に暮らすことに。

 へかとんさんの描く女の女の子は、とにかくキュート。そのキュートでピュアな娘さんたちが、女の子同士のきゅんきゅんきちゃう恋心を持て余しながらぺったりくっつき合っている描写は激甘に可愛らしい。ぱんつとかお風呂とかよく出てきてもなんかもうとにかく可愛い。みんなちょっと

 人々の心を鳥が媒する、というちょっとファンタジーでリリックな設定と、百合ん百合んな女の子同士の関係のハーモニーが何だかおかしくてかわいくて、思わず頬が緩んじゃう、そんなおはなし。

 鳥神さまのひみつ、とかそういうのが今後語られたりするのかしら。
 甘々な女の子同士の恋にはふぅとうっとりするだけでもよいですが、鳥が想いの伝達手段、という物語映えするこの設定、次巻以降にどう使っていくのかも楽しみ。

でんしょ! 1 (電撃コミックス)でんしょ! 1 (電撃コミックス)
(2010/10/27)
へかとん

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人を想うの気持ち、そのかけがえのなさ。『sunny』

 兄夫婦の忘れ形見となった姪と、彼女の高校卒業までの3ヶ月間を同居することになった主人公。
 それまで家に出入していた姪の友人二人も一緒に住むことになり、女子高生3人と大人一人の同居生活の、始まり。

 と、設定だけを書くと何だか嬉し恥ずかしハーレム物のような印象もありますが、さにあらず。

 義姉に想いを寄せていた主人公のハル。
 母親の主人公に対する気持ちを知っていた姪・あきら。
 彼女持ちの男を好きになってしまった友人・絹子。
 憧れの兄の面影を主人公に重ねて見る友人・郁。
 そして残されたあきらの母・ハルの義姉の日記。

 失われてしまった家族が住んでいた家で、その絆を追うように語られていく4人それぞれの思い。

 ちょっと複雑な関係に気持ちが描かれますが、そこにドロドロとした感じは殆どありません。
 人が人を想う気持ちというのは何なのか。結果だけではない、気持ちそのものの大切さが紡がれていきます。

 「好き」の気持ちが持つ優しさ、そんなものを強く感じる作品でありました。

sunny (ヤングキングコミックス)sunny (ヤングキングコミックス)
(2010/10/25)
今村 陽子

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ああ可愛い。ああ家族愛。『うのはな3姉妹』1巻

 商店街の人気者な豆腐屋の美人3姉妹と、職人気質で頑固なお父さんの家族&ご町内4コマ。

 しっかり者でおっとり美人な長女、快活だけどぐうたらな次女、ちょっと天然でみんなに愛される三女。
 3姉妹フォーマットとでも言うべき形で、しっかりキャラの立った3人が本当に素敵で可愛らしいのです。 

 性格の違いによって形は違えど、3姉妹のお父さんへの敬意や好きという気持ちが至る所に出てきているし、お父さんの方も頑固な中に娘たちへの愛がある。

 読んでる間、にやにやしたり、和んだりすること夥しい。
 読んだら幸せ、そんな漫画です。

うのはな3姉妹 1 (まんがタイムコミックス)うのはな3姉妹 1 (まんがタイムコミックス)
(2010/10/12)
水谷 フーカ

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倉敷が舞台の青春百景。『めくりめくる』1巻

 ドラマティックな恋愛劇があるわけでもない。
 激しい感情が動く人間関係があるわけでもない。
 大きな事件が起こるわけでもない。
 ここに描かれるのは、高校生たちの何でもない日常であり、どこにでもありそうな青春の一場面。

 でも、それがたまらなく眩しいんです。
 キャラクターたちの表情が、行動のひとつひとつが、実に生き生きとしていて、気負うことなく青春を謳歌している。
 一生のうち、この時期だけの少年少女の屈託の無い輝きを、見事に切り取っています。

 そして、この作品の舞台は倉敷。
 風光明媚で落ち着いたこの街に、自然に溶け込んでいる飾り気の無い青春の輝きは、なんだかとても心地良くて、青春の時期などとうに過ぎた者としては、強い憧憬の念を抱かずにはおれません。
 いいなあ。ほんとうにコレはいいなぁ……。

めくりめくる 1 (GUM COMICS Plus)めくりめくる 1 (GUM COMICS Plus)
(2010/10/25)


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イラッとくる程おもしろい『カッコカワイイ宣言』1巻

『女に惚れさす名言集』の地獄のミサワ氏、初のコミックス。
 いやもう、知っている人には説明不要、知らない人にはまあ一回見てみれば分かる、という感じの地獄のミサワ氏。

 その風貌含め、絶妙にイラッとくるキャラたちが次々と繰り出すうざいネタの数々。

「うぜぇ……でも笑っちゃう……!」

 的なクセになる笑い。

 誰にも真似できないこの芸風、は間違いなく一種の天才。
 言葉で説明するのは無粋……というか私の力ではこの作品の独特の空気を文章化できないので、表紙のかおちゃんにイラっとした人は、とりあえずみんな読むと良いと思います。

 そして地獄のミサワ氏のインタビューも相当スゴイので是非読むと良いと思います。

カッコカワイイ宣言! 1 (ジャンプコミックス)カッコカワイイ宣言! 1 (ジャンプコミックス)
(2010/10/04)
地獄のミサワ

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棘叢庵主人凡鳥でございます。
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